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安井望+町田慎一郎『導入ガイド グローバルシェアードサービス』

導入ガイド グローバルシェアードサービス作者:安井望,町田慎一郎中央経済社Amazon前段がシェアード(SSC)に係る考え方の整理。わたしはここが読みたくて買ったのだが、冒頭の数十ページという感じ。そのあと事例が100ページぐらいあって、本書の名前の通り…

高松康平『筋の良い仮説を生む 問題解決の「地図」と「武器」』

筋の良い仮説を生む 問題解決の「地図」と「武器」作者:高松康平朝日新聞出版Amazon仮説思考をなぜ使う必要があるのか、わかりやすく冒頭で書いてくれている。本文は、まあまあ。初心者向けの整理だと感じる。

冨浦英一『アウトソーシングの国際経済学 グローバル貿易の変貌と日本企業のミクロ・データ分析』

アウトソーシングの国際経済学 グローバル貿易の変貌と日本企業のミクロ・データ分析作者:冨浦 英一日本評論社Amazon「第58回日経・経済図書文化賞」と「第55回エコノミスト賞」をダブル受賞しているらしいが、いざ読むと実際かなり面白い着眼点の本だと思う…

ダグラス・ブラウン+スコット・ウィルソン『戦略的BPO活用入門』

戦略的BPO活用入門作者:ダグラス ブラウン,スコット ウィルソン東洋経済新報社AmazonBPO/アウトソーシングについて定番書と呼べるものはほとんど、ないし全然ないと言って良いと思う。しかしながら本書はわたしの同僚が複数名読んでおり、中身も類書に比べ…

BPOビジネス研究会『限界からのBPO戦略 人・プロセス・情報を最適化し、見えないコストに光を当てる』

限界からのBPO戦略作者:BPOビジネス研究会ダイヤモンド社AmazonNTTデータの人たち、特に主任とか課長代理の方々が書いている。社内勉強会の成果をまとめたということなのだろうか? 序章のタイトルが 「分業」と「BPO」 となっているなど、本質論から…

高山隆司+佐藤俊幸『EC通販で勝つBPO活用術』

EC通販で勝つBPO活用術――最強のバックヤードが最高の顧客体験を生み出す作者:高山 隆司,佐藤 俊幸ダイヤモンド社Amazonめちゃくちゃタイトルに偽りがある。購買機能をいかにアウトソーシングしていくかという問題点から、BPO導入におけるノウハウを細かく解…

木滑和重『実践版 グローバルプロセスアウトソーシング 世界で勝つためのグローバル経営支援機能の構築』

実践版 グローバルビジネスプロセスアウトソーシング-世界で勝つためのグローバル経営支援機能の構築-作者:木滑 和重日刊工業新聞社Amazon最近アウトソーシングやBPOと呼ばれるジャンルの本をまとめて買ったり読んだりしており、これから大量に感想の記録jを…

ヘイミシュ・マクレイ『2050年の世界 見えない未来の考え方』

2050年の世界 見えない未来の考え方 (日本経済新聞出版)作者:ヘイミシュ・マクレイ日経BPAmazon2050年の世界を予測した本。技術やメガトレンド別の記述ではなく、地域別の記述だ。日本の記述は、残念ながら、正しいだろう。日本は良くも悪くも日本らしさを強…

中川諒『発想の回路 人を動かすアイデアがラクに生まれる仕組み』

発想の回路――人を動かすアイデアがラクに生まれる仕組み作者:中川 諒ダイヤモンド社Amazonアイデアを出すための「工夫の4K」というフレームワークというものが紹介されている。 改善:これってもっと〜できないかな? 解決:どうやったら〜できるか? 解消:…

黒木亮『獅子のごとく(下)』

獅子のごとく 下 小説 投資銀行日本人パートナー (幻冬舎文庫)作者:黒木亮幻冬舎Amazon大手邦銀から巨大投資銀行に転じた国際金融マンの姿を描いたビジネス小説。投資銀行や商社・ヘッジファンドなどにおける数千億円クラスの国際金融の戦いの現場を書かせる…

黒木亮『獅子のごとく(上)』

獅子のごとく 上 小説 投資銀行日本人パートナー (幻冬舎文庫)作者:黒木亮幻冬舎Amazon上下巻に分冊されているため、感想は下巻でまとめて書く。黒木亮は国際金融の経験値が半端なく、『トップ・レフト ウォール街の鷲を撃て』や『アジアの隼(上)』『アジ…

佐藤誠一郎『あなたの小説にはたくらみがない 超実践的創作講座』

あなたの小説にはたくらみがない―超実践的創作講座―(新潮新書)作者:佐藤誠一郎新潮社Amazon文芸新潮で編集を40年やった業界の重鎮らしい。書名の「たくらみ」という言葉を聞くとテクニック論みたいなものを想像する方が多いと思うが、創作論や文章論のよう…

環境省『令和5年版 環境白書』

令和5年版 環境白書作者:環境省日経印刷株式会社Amazon良くも悪くも白書。めちゃくちゃ分量が多い。読み飛ばしモード全開でパラパラめくっていたのだが、それとも去年から半年近くかかった。まあそれでも、これを読んだら環境問題や環境ビジネスに関する大き…

みずほ総合研究所『キーワードで読み解く地方創生』

キーワードで読み解く地方創生岩波書店Amazonもう少しキーワードそのものに切れ味があると良いんだが。なんか手垢がつきまくった用語が多い。今さらUターン・Iターン・Jターンを解説したところで、何か得るものがあるのだろうか。まあ勉強にはなるからつべこ…

地方創生先駆者会議+EYストラテジー・アンド・コンサルティング『地方創生先駆者モデル』

地方創生先駆者モデル作者:EYストラテジー・アンド・コンサルティング中央経済社Amazon地方創生本の中では良いものかなと。ただ、色々な先駆者たちの立場を配慮しまくった結果、軸が見えづらい気はする。

石川善樹『仕事はうかつに始めるな』

仕事はうかつに始めるな作者:石川 善樹プレジデント社Amazon石川善樹の他の本と重複が多いかも。まあ薄いので気軽に読めるのは良いかも。参考図書は役に立った。

石川善樹『疲れない脳をつくる生活習慣』

疲れない脳をつくる生活習慣 (知的生きかた文庫 い 83-1)作者:石川 善樹三笠書房Amazonマインドフルネスの話。分量が少なく、気軽に読めるのは良い。正直ほとんど知っている内容だったが、マインドフルネスのことを全く知らない人には良いと思う。

石川善樹『フルライフ 今日の仕事と10年先の目標と100年の人生をつなぐ時間戦略』

フルライフ 今日の仕事と10年先の目標と100年の人生をつなぐ時間戦略 (NewsPicksパブリッシング)作者:石川善樹ニューズピックスAmazonフルライフとは充実した人生のことだ。その反対のエンプティライフが空っぽの人生。「どんなことを考えてどんなことをする…

ジェレミー・アトリー+ペリー・クレバーン『スタンフォードの人気教授が教える「使える」アイデアを「無限に」生み出す方法』

スタンフォードの人気教授が教える 「使える」アイデアを「無限に」生み出す方法作者:ジェレミー・アトリー,ペリー・クレバーン,小金 輝彦KADOKAWAAmazonうーん。イマイチ。というかピンと来ない。最近アイデア発想法や事業創出の方法論に係る本を有名なもの…

アンドリー・セドニエフ『IDEA FACTORY 頭をアイデア工場にする20のステップ』

IDEA FACTORY 頭をアイデア工場にする20のステップ作者:アンドリー・セドニエフディスカヴァー・トゥエンティワンAmazonすごく評判の良いアイデア創出テクニック本という触れ込みだが、正直ピンと来なかった。なんだろなー。もうちょっとTechnicalというか、…

矢野友理+STUDY HACKER『数学嫌いの東大生が実践していた「読むだけ数学勉強法」』

[STUDY HACKER]数学嫌いの東大生が実践していた「読むだけ数学勉強法」作者:矢野 友理マイナビ出版Amazonまるで「なろう系の小説」のような書名だ。タイトル以上の内容はない。問題を解くのではなく、ひたすら参考書を読むことで、参考書を高速で回せると…

風流小茄子『Kindle作家のための誤字脱字完全攻略ガイド』

Kindle作家のための誤字脱字完全攻略ガイド: もう怖くない! 僕はどうやって誤字脱字の悩みに向き合ったのか?作者:風流 小茄子Amazonわたしの部下に、めちゃくちゃ誤字脱字をやらかす人間がおり、正直ものすごくストレス。わらにもすがる思いで読んでみたが…

松永光弘『ささるアイディア なぜ彼らは「新しい答え」を思いつけるのか』

ささるアイディア。:なぜ彼らは「新しい答え」を思いつけるのか誠文堂新光社Amazon20人ぐらいの人が、デザイン論やアイディア論を開陳する本。まあまあ。悪くはないんだけど、正直ふんわりしてるんだよね。

宮本道人『古びた未来をどう壊す?~世界を書き換える「ストーリー」のつくり方とつかい方~』

古びた未来をどう壊す?~世界を書き換える「ストーリー」のつくり方とつかい方~作者:宮本 道人光文社Amazon単に書名が格好良くて何となく気になったから買ったのだが、中身は「SF思考」の本。わたし自身SF思考の本を何冊か読んでいるし、世の中的にも最近…

小沼敏郎『アイデアの育て方』

アイデアの育て方作者:小沼 敏郎東急エージェンシーAmazonわたしは電子書籍で読んだから気づかなかったが、「分量少ないな?」と思ってAmazonでチェックしたら、かなり小ぶりの本らしい。14日間かけて以下のようなことを検討しましょうという本なのだが、書…

篠原信『思考の枠を超える 自分の「思い込み」の外にある「アイデア」を見つける方法』

思考の枠を超える 自分の「思い込み」の外にある「アイデア」を見つける方法作者:篠原信日本実業出版社Amazon丁寧に書かれているものの、なんか硬いな。思い込みや経験からくる固定観念によって作られる思考の枠を、思惑にかけて「思枠」と表現しているとこ…

青木亮作(TENT)『アイデアとかデザインとか』

アイデアとかデザインとか作者:青木 亮作(TENT)翔泳社Amazon治田将之と著者の青木亮作が2011年にTENTというクリエイティユニットを立ち上げたらしい。プロダクトデザイナーのことは正直あまり知らないが、本書を読むと、何となく親近感が沸く。何となくね…

大崎善生『将棋の子』

将棋の子 (角川文庫)作者:大崎 善生KADOKAWAAmazon『聖の青春』を書いた元将棋雑誌編集者による、奨励会に挑み、そして敗れた人々にスポットライトを当てた傑作。www.shogi.or.jpja.wikipedia.org奨励会とは、プロ棋士養成機関である。東西に分かれてプロ志…

村井龍生『超基本!新商品アイデアの出し方』

超基本! 新商品アイデアの出しかた作者:村井 龍生すばる舎Amazon新商品アイデアの出し方と書かれているが、発想法などではなく、ステップ論。最近この手の新規事業や新サービスに関する本をよく読んでいるし、これからも読もうと思っているのだが、正直あま…

久保孝稔『How To STARTUP イノベーションを起こすビジネスアイデアの育て方』

How To STARTUP――イノベーションを起こすビジネスアイデアの育て方作者:久野孝稔あさ出版AmazonOODAだのVUCAだのと、要は不確実性の高まっている現代でどうビジネスアイデアを出せば良いかを論じた本。まあまあ。