インキュベ日記

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川崎直孝『ちおちゃんの通学路』6巻

ちおちゃんの通学路 6<ちおちゃんの通学路> (コミックフラッパー)

ちおちゃんの通学路 6<ちおちゃんの通学路> (コミックフラッパー)

学校では目立たないように振る舞っているゲームオタクの女子高生が通学路で様々なトラブルに巻き込まれる……というスラップスティック調のコメディ。朝の投稿時間だけでここまでやれることに驚きを覚える。しかし6巻は結構はっちゃけてきたなー。下ネタもグイグイ来て、Amazonでは「逃げ」だと評価が下がってしまっている。わたしはけっこう面白かったけど。

伏瀬+川上泰樹『転生したらスライムだった件』1〜4巻

典型的な「なろう系」作品である。

最初から主人公が特別に強いのである。伝説の魔王級に強い。物語の主人公なんだし特別なのはわかっているのだから、いちいち変な葛藤や努力など要らぬ、最初から強くしといてよ、その方が手っ取り早い、ということである。これは「なろう系」の中でも特に読者の需要が高い「強くてニューゲーム」というテンプレートらしい。

これをギャグではなく、ストーリー漫画としてやる。

そこに新しさと面白さがあるんだが、葛藤がない。努力がない。

だから何度も読み返す気にならない。

コトヤマ『だがしかし』7巻

だがしかし(7) (少年サンデーコミックス)

だがしかし(7) (少年サンデーコミックス)

ヒロインのほたるちゃんが出てこない……という新展開。

新キャラも良い味を出しているんだが、やっぱりほたるちゃんがいないと。

7巻ラストでそれっぽいのが出てきたが、さてどうなるか。

諫山創『進撃の巨人』22巻

進撃の巨人(22) (週刊少年マガジンコミックス)

進撃の巨人(22) (週刊少年マガジンコミックス)

ここまで来たかーという感想。

紆余曲折……というか、作者的には一本道だったのかもしれないが、少なくとも読者としては、中だるみの時期や、物語を結局どうしたいのかが見えない時期もあった。そういうものを全て乗り越えて、あー、ここまで来たかーという感想なのである。

さて、ここからどうするのかな。

「海」に辿り着いた。

ここで終わりなのか、ここからが始まりなのか。

井上堅二+吉岡公威『ぐらんぶる』1〜8巻

伊豆大学という海沿いの大学に進学してダイビングショップ「グランブルー」を営む叔父の家に居候することになった主人公が、グランブルーに入り浸っているダイビングサークル「Peek a Boo(ピーカブー)」のメンツに見初められ、半強制的にダイビングサークルに入る……というプロローグである。と言ってもダイビングの描写よりは飲み会の描写の方が圧倒的に多い。というか大体へべれけになるまで飲んで裸になっている。わたしもここまでではないが多少は羽目を外した経験がある。今は記憶をなくすほど飲むことは皆無だが、まあそういう経験もあって良かったんだろうなと思う。

なお、わたしは最近この漫画に激ハマりして、何度も何度も読み返している。もう10回は読んだだろうか。面白くない漫画を何度も読み返すことはしないが、仮に面白くても何度も読み返すとは限らない。本作は、とにかくおバカで、何度読んでも笑えて、そして眩しい。そしてわたしも、ここまでではないが、多少は「何もないおバカな青春」とやらを過ごしてきたことを思い出し、明日への活力がみなぎるのである。いやマジで。

木多康昭『喧嘩稼業』8巻

喧嘩稼業(8) (ヤングマガジンコミックス)

喧嘩稼業(8) (ヤングマガジンコミックス)

とにかく「勝てば良い!」という、スポーツマンシップとは無縁の格闘技漫画。でも生きるか死ぬかの場面で、500億円とかの優勝賞金が見えている中で、スポーツマンシップもないだろう(少なくともスポーツマンシップに則った人ばかりではないだろう)というのも事実。この作品では、いわゆる暗殺者のような裏世界の強者を集めており、そうしたダーティーな戦いが起きやすくしている。

まあイチ高校生たる主人公が最もダーティーで、勝ちに貪欲なんですがね。

そこが面白い。

横田卓馬『背すじをピン!と』10巻

最近集中的に読んでいる「ダンス漫画」のひとつ……だったんだが、完結。もう少し続けても良かったような気もするが……まあダンス漫画が増えてきていることもあるし、仕方ないかなー。あとは『ボールルームへようこそ』と『ダンス・ダンス・ダンスール』と『絢爛たるグランドセーヌ』に期待しよう。