インキュベ日記

書評2700冊・漫画評4000冊・DVD評400枚の「質より量」な記録サイト(稀に質も重視)

かねもりあやみ+久住昌之『サチのお寺ごはん』2〜3巻

サチのお寺ごはん 2 (A.L.C. DX)

サチのお寺ごはん 2 (A.L.C. DX)

最近どんどん出版されている「料理漫画」ジャンルのひとつ。

何と精進料理である。

お寺で坊さんが作っている、素材の味を活かした野菜料理。

……今の潮流に思った以上にマッチしているなあ。

たかみち『ゆるゆる』1巻

ゆるゆる(1) (ヤングキングコミックス)

ゆるゆる(1) (ヤングキングコミックス)

たかみちは『りとうのうみ』という作品がもう圧倒的に面白くて、何十回と読み返した。でもこれの何が面白いかと問われると回答はちょっと難しい。要は「雰囲気漫画」なのである。何でもないキャラクターの何でもない日常を切り取った作品。

本作は、『りとうのうみ』の前に描かれた作品だが、個人的には『りとうのうみ』という完成形に辿り着くための経過としか思えなかった。全3巻と長い割には、1巻を読み終えてもストーリー漫画としての面白さが全く出て来ないんだよね。2巻と3巻を買うかどうかは今のところ迷い中。

吉田貴司『やれたかも委員会』1巻

やれたかも委員会 1巻

やれたかも委員会 1巻

最近Webで人気を博しており、気になっていた作品。

アウトラインは単純で、毎回いろんな男が登場して過去を回想する。男の目線の甘酸っぱい思い出である。そしてそのエピソードを聞いた3名が「やれた」か「やれたとはいえない」かを判定する……という設定である。ちなみに、確実にイロモノ的な男2人は確実に「やれた」と判定し、冷静に物事を見ていそうな女1人が必ず「やれたとはいえない」と判定する。ここがオチというか何というか。

てかこれ、深夜番組で、お笑い芸人やバラエティ担当アイドルが茶々を入れる形で、普通に人気を博しそうなフォーマットだな。わたしなら、収録後その女の子にADが会いに行って当時の心境を聞く、というところまでをコンテンツのセットにしたい。テレビだったら、そういう身も蓋もないオチがあった方が絶対に面白いね。(なお、スペシャル回なら本人が行っても良いが、毎回だと濃すぎる気がするので、やはりADぐらいが丁度良い。)

根田啓史+堀越耕平『僕のヒーローアカデミア すまっしゅ!!』3巻

僕のヒーローアカデミア すまっしゅ!! 3 (ジャンプコミックスDIGITAL)

僕のヒーローアカデミア すまっしゅ!! 3 (ジャンプコミックスDIGITAL)

『僕のヒーローアカデミア』のスピンオフ作品。

そこそこ面白いんだけど、毒にも薬にもならないというかね。正直『ヴィジランテ』を読んでしまうと、このコンセプトではお茶を濁しているだけにしか見えない。

堀越耕平『僕のヒーローアカデミア』14巻

僕のヒーローアカデミア 14 (ジャンプコミックスDIGITAL)

僕のヒーローアカデミア 14 (ジャンプコミックスDIGITAL)

出久と爆豪の因縁に、一定の決着がついたと言って良いのかな。

決着というか、次のステージに進んだというか。

この二人の歪な関係は完全にバランスを崩していて、正直ちょっと「見苦しい」とすら感じていたので、これはアリ。

tugeneko『上野さんは不器用』1〜2巻

後輩男子のことが好きな先輩女子(上野さん)と、そのことに全く気づかない後輩男子、上野さんの気持ちを知ってフォローする後輩女子、という3人でのやり取り。

上野さんは当然、後輩男子にアプローチをかけていくわけだが、その方法が何と「発明」である。食べられるパンツだの、自分の身につけていた衣類を後輩男子に嗅がせるなど、わりにストレートなセクハラないし好意の押し売りアプローチをやっているわけだが、後輩男子はそれでも全く頑として気づかない……というそこが笑いなわけです、ええ。

面白いから3巻も早く出ないかなー。

南勝久『ザ・ファブル』10巻

ザ・ファブル(10) (ヤングマガジンコミックス)

ザ・ファブル(10) (ヤングマガジンコミックス)

伝説の殺し屋が大阪に「一般人として潜伏する」という、かなりひねりの利いた日常系漫画。主人公は至って真面目なのだが、これまで殺し屋稼業しかやったことがないこともあって、主人公の言動はどこかズレている。そのことで微妙な含み笑いが読者に生まれるのと、作品世界ではやはり微妙なトラブルに巻き込まれていく……というアウトライン。まあ「一般人として潜伏する」と言っても、潜伏先はヤクザの所有する家だから、そういう不穏な物事を引きつけてしまう、というのは実際あるだろうなあ。