阿刀田高『旧約聖書を知っていますか』

信仰とは過酷なものだ。神に対して見返りを求めてはならない。自分に何が起こっても、他人からどう言われようと、たとえ死ぬまで1つも良いことがなくても、神に問うてはならない。ただひたすら神のために在り続け、揺るぎなく神のために祈り続ける。それが「信仰」なんだそうだ。いやはや、一神教は厳しい。そもそも何らかの見返りがないと続かないと俺なんかは思うけれど、多分それは信仰していないからこそ出てくる発想なんだろうな。

ところで、知らない人にはわからない話題だし、本書との直接的な関係はないけれど、本書で言う信仰って、思いっきり『ベルセルク』のモズクズですな。上の要約も『ベルセルク』を思い出しながら書きました。