山崎浩一『危険な文章講座』

バランス感覚だとか起承転結だとか文章作法だとかは置いといて、言いたいことをそのまま書けよ、少しくらい文章がゆがんでいようが良いじゃないか、それが自分らしさであり、それが自分の文章の特質にもなり得るのだから、自分の中の“ゆがみ”を最大限に活かせよ。スポイルされた文章に魅力なんてないし、そんなものでは自分の言いたいことは伝わらない――と述べている本。一面では真理かもなあ。スタイルや整合性ばかりが気になる人は読んでみると良いかもしれない。今よりは奔放に文章を書けるようになるかも。