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インキュベ日記

書評2700冊・漫画評4000冊・DVD評400枚の「質より量」な記録サイト(稀に質も重視)

インキュベ日記ベストセレクション2003

books年間ベスト

1年間の振り返りとして、2003年に読んだ本の中から特に印象深かったものを取り上げてみたい。
「教育の崩壊」という嘘 JMM〈VOL.8〉教育における経済合理性―教育問題の新しい視点 JMM〈VOL.9〉―少年犯罪と心理経済学―教育問題の新しい視点(2) コインロッカー・ベイビーズ(上) (講談社文庫) コインロッカー・ベイビーズ(下) (講談社文庫) 愛と幻想のファシズム(上) (講談社文庫) 愛と幻想のファシズム(下) (講談社文庫) 五分後の世界 (幻冬舎文庫) ヒュウガ・ウイルス―五分後の世界 2 (幻冬舎文庫) 啓蒙的なアナウンスメント〈第1集〉金融・経済
啓蒙的なアナウンスメント〈第2集〉世界の現状 ランゲルハンス島の午後 (新潮文庫) 文明の大陸移動説 神の物々交換―荒俣宏コレクション2 (集英社文庫) ビジネスマンプロ化宣言―自分の人事権は自分で握れ!

村上龍『「教育の崩壊」という嘘』、村上龍・編『JMM VOL.8 教育における経済合理性――教育問題の新しい視点』『JMM VOL.9 少年犯罪と心理経済学――教育問題の新しい視点2』

2003年はとにかく村上龍が書いたり編集したりした本をたくさん読んだ。その中でも、経済の発想を教育に持ち込んだ上記3冊は白眉と言って良い。『JMM VOL.9 少年犯罪と心理経済学』における村上龍がフリースクールを見学して感じた「競争」に対する批評は、物凄く深いと思う。


村上龍『コインロッカー・ベイビーズ』『愛と幻想のファシズム』『五分後の世界』『ヒュウガ・ウイルス――五分後の世界2』『啓蒙的なアナウンスメント 第1集――金融・経済』『啓蒙的なアナウンスメント 第2集――世界の現状』

その他の村上龍の本も山ほど読んだので、特に面白かったものをピックアップ。
フィクションについては、文学的には『コインロッカー・ベイビーズ』が龍の最も高い到達点であろう。俺も『コインロッカー・ベイビーズ』は好きだし、その到達点を否定するつもりも毛頭ない。ただし個人的には、この圧倒的な作品群の中でも『五分後の世界』と『ヒュウガ・ウィルス』が特に好きかなー。
ノンフィクションについては、金融と経済についての幅広い論考を集めた『啓蒙的なアナウンスメント』が面白かった。当初は「小説家が経済かぶれになっちゃって……」という冷ややかな目で見ていたきらいもあったが、今は、凄く勉強になっている。







村上春樹+安西水丸『ランゲルハンス島の午後』、荒俣宏『文明の大陸移動説 神の物々交換』、淡輪敬三『ビジネスマンプロ化宣言』

その他、小説・エッセイ・ビジネス書から1冊ずつ。この3冊は俺の人生に多大なインパクトをもたらした極私的大傑作と言って良い。これまで何回も(いや、何十回も?)読み返した3冊である。