後正武『意思決定のための「分析の技術」』

「大きさ」を考える、「分けて」考える、「比較して」考える、「変化/時系列」を考える、「バラツキ」を考える、「過程/プロセス」を考える、「ツリー」で考える、「不確定/あやふやなもの」を考える、「人の行動/ソフトの要素」を考える――というアウトラインで、ビジネスマンに必要とされる分析の技術について徹底的にこだわって記述した本である。後づけの理論ではなく、要素にきっちり分解して、その要素ごとの関係を考える、という真っ当な分析スキルが身につくと思う。じっくり読めば読むほど身につくであろう良書。