インキュベ日記ベストセレクション2004

1年間の振り返りとして、2004年に読んだ本の中から特に印象深かったものを取り上げてみたい。

後正武『意思決定のための「分析の技術」』、高田貴久『ロジカル・プレゼンテーション』

ビジネス書の割合を特に増やした1年だが、この2冊は後から何度も何度も読み返したという点で、実用性が高かった。


山口仲美『犬は「びよ」と鳴いていた』

日本語のオノマトペ(擬音語・擬態語)に着目した本。非常に面白い。

村上龍・村上春樹『ウォーク・ドント・ラン』

2003年と2004年は村上春樹の本を(絶版になったマイナー本も含めて)かなり読み漁ったのだが、『ウォーク・ドント・ラン』は村上龍と村上春樹が互いのキャリアの初期における考え方を提示したという点で、ファンには要チェックと言って良い。なお絶版になって久しいことから、本書の読了時はけっこう丁寧にエントリーを書いた。本書に興味をお持ちの方は読了時にエントリーした文章にも目を通していただけると幸いである。

河合隼雄・村上春樹『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』

村上春樹のファンは『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』も読むべきであろう。『ウォーク・ドント・ラン』を出版した頃と比較した村上春樹の変化がわかって非常に面白い。

トム・ケリー&ジョナサン・リットマン『発想する会社!』

世界的なデザイン・コンサルティング会社・IDEO(アイディオ)の共同経営者による本。
実に素晴らしい!