柴田励司『39歳までに組織のリーダーになる』

39歳までに組織のリーダーになる―活躍スピードを加速する

39歳までに組織のリーダーになる―活躍スピードを加速する

挫折や修羅場は、活躍スピードを加速させるチャンスである――という主張は、一般論としてはどこまでも正しい。しかし硬直化した組織に身を置く俺は、ややもするとそれを忘れそうになるし、それを実践することは実に難しい。ポジティブなマインドを思い出させてくれるという意味でも、良い本だと思う。
ちなみに著者は、外資系の組織・人事コンサルティング会社「マーサー・ヒューマン・リソースコンサルティング」のトップである。前回の『10年後の人事』の著者もマーサーである。ワトソンワイアットのコンサルタントの本を読んだ際にも感じたが、外資系の人事コンサルタントは、ポジティブな強さを持っている人が多いね。見習わなければ。