冷泉彰彦『「関係の空気」「場の空気」』

「関係の空気」 「場の空気」 (講談社現代新書)

「関係の空気」 「場の空気」 (講談社現代新書)

流行りを嗅ぎつけることに至ってはハイエナの如き村上龍が「極太の帯」で推薦しているが、確かに相当面白かった。日本では論理でも感性でも証拠でもなく「空気」によって物事が決定される、という指摘が説得的に論証され、読めば読むほど、まさに「我が意を得たり!」と叫びたくなる。近頃かなり忙しく、あまり時間を取れないのが残念だが、是非とも改めて詳しく感想を書きたい本である。これは必読!