TOKYO WAR MOBILE POLICE PATLABOR
- 作者: 押井守
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2005/06/30
- メディア: 単行本
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個人的には第二小隊のメンバーのその後をもっともっと書いてほしかったかな。DVD版よりは多少詳しいし、いざ書くと「書き過ぎ」に陥る危険性もある。ただ本作の主役である後藤喜一を除くと、第二小隊の「その後」をファンが満足できるレベルで描けているキャラクターは皆無である。主役である泉野明と篠原遊馬はまだしも、太田功、進士幹泰、山崎ひろみあたりは申し訳程度に現状が描かれているだけで、香貫花・クランシーや熊耳武緒に至っては名前そのものがほとんどない(まあ両者はバージョンによって設定が異なるキャラクターであるが……)。いずれにせよ小説の完成度が低いと作者本人も自覚しているのだから、ファングッズとしての精度を上げてほしかった。