真山仁『ハゲタカ2(上)』

ハゲタカ2(上) (講談社文庫)

ハゲタカ2(上) (講談社文庫)

前作『ハゲタカ』でヤバい橋を渡りすぎた主人公(鷲津)は、ほとぼりを冷ますために1年間ほど海外を放浪する。そして1年後に帰国したら……自分を取り巻く状況は一変していた。大切な仲間が喪われ、公私のパートナーは既に日本を去り、自分の育てたチームも半分以上は瓦解している。鷲津は、仲間の死の原因を探ろうとするも、デカい陰謀に巻き込まれる――というアウトライン。前作とは主人公の置かれた状況が異なっているが、面白い。