『NATIONAL GEOGRAPHIC (ナショナル ジオグラフィック) 日本版』2009年4月号

NATIONAL GEOGRAPHIC (ナショナル ジオグラフィック) 日本版 2009年 04月号 [雑誌]

NATIONAL GEOGRAPHIC (ナショナル ジオグラフィック) 日本版 2009年 04月号 [雑誌]

質の高い写真やドキュメンタリー記事によって地球の素顔を伝えるビジュアルマガジン。写真も記事も極めて質が高く、「買う」に値する数少ない雑誌のひとつ。
今月号は、両生類のドキュメンタリー記事が掲載されているが、これはなかなか凄い。環境汚染や環境変化、そして何よりも「カエルツボカビ症」により、両生類は現在、半数の種が危険な状態にある。まあ両生類なんてどうでも良いじゃないかと思われるかもしれないが、しかし、例えばカエルは、人間に有害な病気を媒介する生物(蚊や蠅など)の天敵でもある。単に生態系のバランスが崩れることだけでなく、人間に有害な病気が流行するなど、思いもよらないリスクが顕在化することが危惧されている。考えさせられる記事である。
ちなみに以下の写真は、カエルが「カエルツボカビ菌」に感染していないかどうかを調べているところ。実に地味だが、こうした取り組みは重要だね。