支倉凍砂『狼と香辛料4』

狼と香辛料〈4〉 (電撃文庫)

狼と香辛料〈4〉 (電撃文庫)

狼の化身である少女(ホロ)と青年行商人(ロレンス)の道中で起こる様々な事件を、軽妙洒脱な掛け合いも散りばめつつ描く「剣も魔法もない」ファンタジー物語であり、中世ヨーロッパ的な世界での経済活動に争いの舞台を置く異色作――とのこと(Wikipediaより)。
異教の神々の話だけを専門に集める修道士の居場所を求め、田舎町テレオに向かったホロとロレンスだが、何やらキナ臭い話に巻き込まれていく、というアウトライン。1巻や2巻ほどのワクワク感はないが、逆に言うと安心して読める作品。この作家さん、若いのに巧いなあ。