『広島アスリート』2009年12月号


広島東洋カープとサンフレッチェ広島の情報マガジン。
残念ながら広島は5位に終わってしまったので、ブラウン政権は終焉を迎え、野村政権が発足することになった。
個人的にブラウンは大好きだったし、Aクラスの望みがほとんど見えなかった広島をブラウンが変えてくれたのも事実である。去年も今年も、広島はあと一歩のところまで行った。とても惜しかった。
しかし、信じたい気持ちとは裏腹に「まだ実力的には足りていない……」という気持ちもあったことは否めない。巨人や中日と比べたら、悔しいが、野球のレベルが違うのである。特に巨人は、ただでさえ個々の選手のレベルが高いのに、最近「選手を育てる」ということを覚えつつあるので、戦力の「厚み」がとんでもないことになっている。広島は、これまで以上に選手を鍛え上げなければ、Aクラスには入れないだろうと思う。その意味では、ここらで旧き良き時代を知り、80年代から90年代にかけての「強い広島」を作った立役者の一人である、野村が監督に就任するのは、良いきっかけかもしれない、と思う。
個人的に大好きな大野豊もコーチに就任するし、残念ながらプロとしては大成しなかった澤崎や山内も、逆に若い内から投手コーチとして経験を積んできており、そろそろコーチの真髄を掴み始めている頃かもしれない。来シーズン、色々と楽しみだね。

余談

余談だが、俺が広島の次に好きな楽天に、ブラウン監督が就任したということ、これもなかなか良かった。楽天=野村監督(ボヤキの方ね)というイメージもあったので、本当は来シーズンも野村監督が続投し、野村vs野村で日本シリーズを戦えれば、ファンとしては最も良かったんだけど。www.fujisan.co.jp
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