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インキュベ日記

書評2700冊・漫画評4000冊・DVD評400枚の「質より量」な記録サイト(稀に質も重視)

『メタルギアソリッド4』

(ブログでは昨日の日付だが)しばらく前に『メタルギアソリッド ピースウォーカー』をプレイして以来、PS3の『メタルギアソリッド4』をプレイしたい衝動に日々襲われるようになり、そして先日ついに我慢できなくなり、PS3をゲット! どこの店にも置いていないからAmazonで買おうかと考えていたのだが、何とPS3本体とセットで買えるパックがあり、このゲームを10円相当でゲットすることができた。
ピースウォーカーは冷戦真っ只中の20世紀が舞台だが、本作は近未来が舞台である。だから国に代わって代理戦争を行う「荒事」専門の会社があり、軍人や傭兵の体には例外なく「ナノマシン」が注入され、体の状況を克明にモニタリングするばかりか、不安や恐怖といった精神状態までナノマシンがある程度コントロールしてくれる。そして武器や兵器は全てID管理され、IDが違う銃や戦車は絶対に扱えない。さらに敵は戦車どころか、無人ロボット……ただし設定は決してブッとんではおらず、「何十年か後にはそうなるかもしれないな」とリアルにイメージできる、適度な湯加減の「近未来」である。
率直に言うと、本作で登場する無人ロボット「月光」は強すぎて俺にはとても歯が立たないし、とはいえ雑魚敵は弱すぎ、BB部隊というボスキャラも弱い。その意味で戦闘行為という点ではピースウォーカーの方が100倍面白い。
ただ本作は、モーションキャプチャーを使っているのだろう、かなりリアルなCGムービーが圧倒的なボリュームで流れる。ゲームそのもののグラフィックも(少なくともPS3が初めての人間には)極めて美しいため、プレイ画面とムービーシーンの違和感もほとんど無い。ストーリーも骨太で、これまでメタルギアソリッドシリーズをプレイしていない俺のような人間でも、お腹いっぱいになるほどストーリーを楽しめた。クリアしたときには、重厚な映画を3本観たくらいの満足感であった。
これは良い意味で、戦闘行為やステルスを楽しむ「ゲーム」ではない。徹底的に主観視点で主人公に没入できる「映画」なのだと思う。

余談

本作の途中で、初代『メタルギアソリッド』の第一面をプレイできるシーンがある。操作方法も当時のままのようだ。中学生だったか高校生だったか、これを友達の家で何人か集まり、ギャーギャー言いながら楽しんでいたことを懐かしく思い出した。今から思えば、こんなレベルのグラフィックを「すげえ!」とか思っていたんだよなあ。時代は変わった。