ジョージ・A・アカロフ+レイチェル・E・クラントン『アイデンティティ経済学』

アイデンティティ経済学

アイデンティティ経済学

山形浩生+守岡桜が翻訳。山形浩生は、こういうちょっとひねったコンセプトの本を見つけてきて翻訳するのが上手いなぁ。
内容としては、「アイデンティティと組織の経済学」「アイデンティティと教育経済学」「性別と仕事」「人種とマイノリティの貧困」など、興味を引く章立てが並ぶけれど、経済学(あるいは行動経済学)や社会学とどう違うのか、わかるようでよくわからない。仮にアイデンティティ経済学が学問的に成立するとしても、しばらく先のことになるだろう。