小川一水『天冥の標Ⅴ 羊と猿と百掬の銀河』

天冥の標?: 羊と猿と百掬(ひゃっきく)の銀河 (ハヤカワ文庫JA)

天冥の標?: 羊と猿と百掬(ひゃっきく)の銀河 (ハヤカワ文庫JA)

全10巻に及ぶ壮大なSF長編の第5巻。
やっと折り返し地点に来たが、とにかく壮大の一言に尽きる。第5巻も、地球外知的生命体から家族物語や少女の自立の物語まで、縦横無尽にストーリーが展開されている。完結したとき、SF史上に残る傑作になるだろう。
なお百掬の読みは「ひゃっきく」である。百菊ということかな。
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