日本橋ヨヲコ『少女ファイト』1〜9巻

少女ファイト(1) (KCデラックス イブニング )  少女ファイト(2) (KCデラックス イブニング )  少女ファイト(3) (KCデラックス イブニング )
少女ファイト(4) (KCデラックス イブニング )  少女ファイト(5) (KCデラックス イブニング )  少女ファイト(6) (KCデラックス イブニング )
少女ファイト(7) (KCデラックス イブニング )  少女ファイト(8) (KCデラックス イブニング )  少女ファイト(9) (KCデラックス イブニング )
バレーの天才と言われた姉を持つ大石練は、小学生の頃は素直にバレーにのめり込んでいくが、姉が事故で亡くなったことと、自分の他人を考えない獰猛なプレーでチームメンバーに嫌われていたことを知ったことで、バレーやバレーを好きだった自分を憎み、抜け殻のような中学校生活を送る。しかし色々あって(練が通っている中高一貫校の高等部に進学できないとか、まあ色々)姉が通っていた高校に通うことになる。その高校で、天才と呼ばれた姉が見ていた景色を見るため、自分のトラウマと向き合いながら本気でバレーに打ち込もうとする……というプロローグだろうか。
いやもうアツすぎて最高な高校バレー漫画です。この人の漫画は元々アツくて有名なのだが、これはこれまでの作品の中でも断トツでアツいし、画力やストーリーテリングの能力も日本橋ヨヲコのやりたいことに追いついてきている。前作の『G戦場ヘヴンズドア』も最高傑作だと思ったが、本作は既に前作を超えており、どこまで到達するのか想像もできない。