森博嗣『黒猫の三角』

黒猫の三角 (講談社文庫)

黒猫の三角 (講談社文庫)

大人気ミステリ作家・森博嗣推理小説シリーズの2番目、Vシリーズの第1作。最初のシリーズであるS&Mシリーズ全10巻を読み終えてからしばらく読んでいなかったのだが、また読み始めることにした。シリーズ名の由来は、シリーズの探偵役である「瀬在丸紅子(Cezaimaru Venico)」から来ているそうだ。BシリーズではなくてVシリーズなのね……。
探偵であり、語り手でもある保呂草潤平が、友人である瀬在丸紅子、小鳥遊練無、香具山紫子と遭遇した事件を回想として記述するスタイルを取っている。
なおVシリーズは(今のところ?)S&Mシリーズとは登場人物が全く異なり、何の関連もないが、登場人物の生活圏が名古屋を模した那古野であることは共通している。これから繋がってくるかもしれないなあ。