リンダ・シガー『ハリウッドリライティングバイブル』

ハリウッド・リライティング・バイブル (夢を語る技術シリーズ)

小説の書き方や物語の作り方といった本は物凄い数が出版されているが、映画の脚本・シナリオの作り方というのはあまり出版されていない……というのは日本人の書き手の話で、映画大国・アメリカでは物凄い数の脚本・シナリオの作り方のノウハウ本が出版されており、けっこうな数が日本でも翻訳出版されている。本書は、その中でも評判が高い書籍のひとつらしい。日本では既に古本でしか手に入らないが、アメリカでは半年ほど前に改版されており、相変わらず人気がある。
まあ読んだ感想としては「ふーん」が多い（目から鱗がバサバサと落ちる感じではない）けれど、これを読みながら映画を見ると、なるほど、と思わされる点もある。ハリウッド映画はこうした「売れる文法」にしたがって作られているんだなあと。