堤谷菜央『人生は二日だけ』

薔薇だって書けるよ―売野機子作品集 バナナブレッドのプディング (白泉社文庫)

70年代や80年代のレトロな少女漫画の雰囲気を現代的に再解釈するというアプローチは最近けっこうブームなのかな。売野機子も近いイメージを持つけど……と思ってググってみたら、やはり同じことを考える人は他にもいるようだ。というか堤谷菜央や売野機子の源流は大島弓子なんだな。大島弓子の名前はよく知っているけれど、まだちゃんと読んだことはない。

Amazonのレビューは、(大島弓子の影がちらつきすぎるようで)あまり高評価ではなかったけれど、私は十分に楽しめた。レトロな絵柄と、アイロニー漂うストーリーのバランスが良い。