『アマデウス』

アマデウス ディレクターズカット [Blu-ray]

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アントニオ・サリエリの目から、ヴォルフガング・アマデウスモーツァルトという天才を描いた映画。
サリエリは、決して凡庸というほど無能ではないが、さりとて超天才たるモーツァルトと比較するのは酷であろう。そういう非天才の目から、超天才だが鼻持ちならないモーツァルトを描写している。
これは中学生の頃に音楽の授業で初めて観たのだが、観る前は「めんどくせえ」としか思わなかったし、特に真剣に観たわけでもなかったので、観た後も「何か怖い」という感想しか持てなかった。しかし、その「怖い」という感想は、今にして思うとガキながら的を射た感想であった。大人になった今、改めて観ると、才能というものの恐ろしさがビンビン伝わってくる。