インキュベ日記

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並木裕太『コンサル一〇〇年史』

コンサル一〇〇年史 (ディスカヴァー・レボリューションズ)

コンサル一〇〇年史 (ディスカヴァー・レボリューションズ)

ペンシルバニア大学ウォートン校でMBAを取得し、マッキンゼーを経て、フィールドマネージメントというマッキンゼーとは異なるアプローチの戦略ファームを立ち上げた方。
コンサルティング業界に身を置きながらコンサル業界の歴史については無知だったので、何となく本屋で見つけて買ってみたのだが、凄く面白かった。あくまでも戦略コンサルティングがメインに据えられているが、海外の歴史と日本の歴史が両方とも押さえられていて、大前研一や堀紘一といったレジェンドなコンサルタントの話も出ている。しかし、この辺の話は、読み終えた今となっては「おまけ」のようなものである。著者のコンサルティングに対する誇りと熱い思いには全面的に触発された。クライアントの課題や期待に対して「confront(直面する・立ち向かう)」姿勢はそれなりにあるものと自負しているが、まだやれる、まだやってやる、という気持ちが「ふつふつ」と沸き上がってきた。今日から改めて研鑽を積もうと思った。
コンサルタントにして一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授でもある名和高司へのインタビューも良かった。