高橋裕子『「女らしさ」の社会学 ゴフマンの視角を通して』

「女らしさ」の社会学―ゴフマンの視角を通して

「女らしさ」の社会学―ゴフマンの視角を通して

ゴッフマン理論×ジェンダー理論な一冊。前日読んだ『触発するゴフマン やりとりの秩序の社会学』が目指した、ゴフマンを「使う」ことの典型的事例が本書ということになるのだろうか。

わたしはジェンダー全体に疎いというか強い関心を持たないため、「女が相互行為過程で罠に陥ったと感じるなら、罠に陥るような『差別の構造』はいったいどこにあるのか。それをゴフマンの分析視角をもって考察する」というAmazonの紹介文自体がわたしには意味がよくわからない。しかし少なくともゴッフマンを使って社会の在り様(ここではジェンダー)をより鮮明に浮かび上がらせようとしていることはわかるのと、ゴッフマンの理論の解説がけっこうわかりやすくてタメになる。
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