インキュベ日記

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アニータ・ブラウン+デイビッド・アイザックス『ワールド・カフェ カフェ的会話が未来を創る』

ワールド・カフェ~カフェ的会話が未来を創る~

ワールド・カフェ~カフェ的会話が未来を創る~

  • 作者: アニータブラウン/ デイビッドアイザックス/ ワールド・カフェ・コミュニティ,香取一昭/ 川口大輔
  • 出版社/メーカー: ヒューマンバリュー
  • 発売日: 2007/09/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ワールド・カフェというのは合意形成のためのファシリテーション手法のひとつである。

まず数十人から数百人が集まり、3〜5名程度の少人数で各テーブルを作る。で、各テーブルで設定したテーマに基づいて10分とか15分とかで(模造紙やホワイトボードにメモを取りながら)議論をする。その後がポイントで、そのテーブルに残る人を1名だけ決めて、それ以外の人はまた違うテーブルに移るのである。そうすると、そのテーブルには元の議論を知っているメンバーが1名だけいるので、その人がこれまでの議論の流れやポイントを紹介し、新しく加わったメンバーはそれを受けて新たな観点で議論を発展させていく。そしてまた10分とか15分が経過したら、誰か一人残る人を決めて、他の人はまた違うテーブルへと移っていくのである。

これを繰り返すことで、少人数による密度の濃い議論を続けながら、多くの人々の視点を議論に組み込むことが出来る。またディスカッションする側からしても、テーマが色々と変わって飽きないし、議論がドツボにハマって険悪な空気になることを避けられる。

前日のOST(オープン・スペース・テクノロジー)とワールド・カフェは、どちらもホールシステム・アプローチと呼ばれるもので、両者は仲間である。個人的にはワールド・カフェの方が使いやすいかなと思うのだが、実際ワールド・カフェの方が世の中に浸透している。