Como編集部『ざっくり収納 箱やカゴにポンポン入れて“見た目キレイ”であればよし!』

この手のムック本を「本」として扱うか「雑誌」として扱うかは、いつも迷うところである。ただISBNが雑誌であっても、実際には読み捨てるのではなく継続的に読まれることを想定された作りになっているのだと思うので、多くの場合「本」として扱っている。本書も同様である。

さて本題。本書は「ざっくり収納」というコンセプトを提示している。「断捨離」だの「見せる収納」だの「ミニマリスト」だのと定期的に新しいコンセプトが出ているが、正直「見せる収納」はけっこう難しいと思う。整理整頓のセンスがないわたしのような人間が「見せる収納」をやると、ごちゃごちゃした印象をどうしても拭えない。その点、この「ざっくり収納」は、とにかく箱やカゴをシリーズで揃えて、その中にポンポン入れてしまえ、その中が雑然としていても最悪まあ良いじゃないか、という割り切った手法である。

これが結構気に入って、最近、色々とチャレンジしている。家の中の大半のモノを箱の中に入れてしまい、床にモノが置かれないようにする。それだけで綺麗に見える……正確に言えばチャレンジ途上なのだが、確かに綺麗になってきている気がする。