日経BP社『日経テクノロジートレンド展望2018』

日経テクノロジー展望2018 世界を動かす100の技術

日経テクノロジー展望2018 世界を動かす100の技術

技術の発展により様々な分野で技術やソリューションの融合と再生が進んでいるとのことだが、それを「止まらない心臓」「値段を変える」「ぶつからないクルマ」「お金が変わる」「生物を利用した物質生産」「発電を極める」「社会インフラを丸裸に」「多分野に挑むVR・AR」「『つながる』ものづくり」「変貌する建築技術」「人の五感を超える機械」という11の切り口で色々な最新テクノロジーを紹介してくれている。さらに「人の再生」「車の再生」「現場の再生」「建設の再生」「ITの再生」という切り口でも紹介してくれている。まあこうなると切り口が多すぎて「うん、社会の色々なところでイノベーションが起きているんだね、素晴らしいね」という感想しか起こらない。この手の本は買う前は凄く楽しいんだが、いざ読むとひとつひとつの技術の掘り下げが不足しており、あんまり楽しくないんだよな。これなら雑誌でエエやんっていう。

まあそれでも100以上のテクノロジーが紹介されているので、木造高層建築の話とか、農業ドローンの話とか、本気で別の本を買いたくなるようなものも幾つかあるんだけどねえ。