インキュベ日記

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神坂一『スレイヤーズ 2. アトラスの魔道士』

スレイヤーズ2 アトラスの魔道士(新装版) スレイヤーズ (新装版) (富士見ファンタジア文庫)

スレイヤーズ2 アトラスの魔道士(新装版) スレイヤーズ (新装版) (富士見ファンタジア文庫)

2000万部を超える売上を誇りありとあらゆるメディアミックスを成し遂げた「ライトノベルの金字塔」もしくは「ライトノベルの古典」と言うべき小説シリーズ。いわゆる剣と魔法の世界を舞台としたファンタジー作品の中では、日本で最も有名な作品のひとつである。

第2巻は、赤法師レゾと呼ばれる伝説級の魔法使いとの戦い。スレイヤーズは典型的な剣と魔法の中世世界なので、当然電話みたいなものはなく、また街と街の間も基本徒歩。つまり「噂」とか「伝説」が独り歩きしちゃう余地が残っている世界である。そういう世界観を前提に、レゾという魔法使いの「噂」と「実像」のギャップが面白かった。というか四半世紀前に読んだものなのに、未だにうっすら覚えてた。この手のファンタジーを小説で読むという体験は初めてだったので、けっこうインパクトがあったんだろうな。