インキュベ日記

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神坂一『スレイヤーズ 5. 白銀の魔獣』

スレイヤーズ5 白銀の魔獣(新装版) スレイヤーズ (新装版) (富士見ファンタジア文庫)

スレイヤーズ5 白銀の魔獣(新装版) スレイヤーズ (新装版) (富士見ファンタジア文庫)

2000万部を超える売上を誇りありとあらゆるメディアミックスを成し遂げた「ライトノベルの金字塔」もしくは「ライトノベルの古典」と言うべき小説シリーズ。いわゆる剣と魔法の世界を舞台としたファンタジー作品の中では、日本で最も有名な作品のひとつである。

さて、5巻。神坂一の文章力は元々それほど高い方ではないと思うのだが、第1巻はやはりそれが顕著だった。シリーズをまとめ読みするとよくわかる。シリーズ第1巻は元々「持ち込み」がベースだったらしく、要するにまだ若書きなのだ。とにかく最初は絵日記風に「リナ」を描くだけで精一杯だったのだと思う。しかし今はガウリィ以外の仲間も増え、おバカな掛け合いにも磨きがかかってきた。キャラクターが増えたのは、ストーリー上の要請というだけでなく、それを書き切るだけの文章力がついたということなのかなと思ったり。