小川一水『天冥の標Ⅸ ヒトであるヒトとないヒトと PART2』

天冥の標? ヒトであるヒトとないヒトと PART2 (ハヤカワ文庫JA)

天冥の標? ヒトであるヒトとないヒトと PART2 (ハヤカワ文庫JA)

小川一水が10年がかりで「全部盛り」で書き切った全10巻の壮大な長編SFシリーズ、その第Ⅸ巻のPART2。

これまで何度か書いてきたが、全10巻というのがキモで、全10冊ではない。しかし第Ⅸ巻の完結編ともなるとさすがに落ち着く感じになるか……と思わせておいて、最後数ページで、えっ、というキャラが登場。

幼女です。

ほっぺたを紅潮させちゃったりなんかして。

ま、正確には植物タイプの宇宙人なので、頬ではなくて橙色の幹を紅潮させているわけなのですが。

ここまで来て新たな勢力、新たな登場人物、新たな属性と来ましたか。

Amazonのレビューでわたしと同じことを指摘している人がいて笑ってしまったが、この幼女に萌えられる人はわたしも尊敬します。

さあ、色々ありつつも、この後は第Ⅹ巻! PART1からPART3まであるけどね……。