『ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス』@3DS

通称PQ。

『ペルソナ3』や『ペルソナ4』のキャラクターや世界観と、『世界樹の迷宮』シリーズのゲームシステムをコラボさせた作品。ペルソナ3とペルソナ4の登場人物が時空を超えて奇妙な空間に迷い込んでしまい、本来は出会うはずのない二つのパーティーが手を組んで、ダンジョンを探索する……という設定で、大きくは外していないだろう。

あくまでもペルソナ3か4をやってきた人向けのゲームであるという前提条件はあるものの、ゲームとしては実に面白い。この手のコラボは、両者のファンを取り込めるという点で、最近は幾つかのメーカーが実施している。アトラスも(良くも悪くも)熱心なので、その点やや不安もあったのだが、これはゲームとして実に面白い。世界樹の迷宮をプレイした友人にも聞いてみたが、良い感じでオリジナルシリーズと異なるゲームシステムになっているとのこと。

余談

非常に汚いというか安易にコラボしているなと思うゲームメーカーも存在するわけだが、その筆頭格がコーエーテクモの無双シリーズである。アクションを微修正してどこかから持って来たキャラクターの絵を載せれば完成するわけで、これは作る方も楽だ。北斗の拳やワンピースやガンダムといった有名アニメだけでなく、最近ではゼルダやドラクエといった他のゲームメーカーのキャラクターともコラボしており、銭ゲバぶりに拍車がかかっている。ゼルダと無双は別物だろう……。あと3年もすればFFともコラボするんじゃなかろうか。さすがにマリオとのコラボは任天堂が許さないだろうが、マリオ無双なんて発売したらゲーム界が終わる。まあコーエーテクモには、せめてベルセルクとコラボするぐらいのセンスは見せてもらいたい。ベルセルクはこれまで何度かゲーム化や映像化をしており、原作サイドもメディアミックスには熱心なので、実現すると思います。

コーエーテクモは、光栄→コーエー→コーエーテクモと社名が変わる度にクソゲーメーカーになってしまった。太閤立志伝や大航海時代はどちらも安易にネットゲームになり、その後スタンドアローンの続編は作られていない(大航海時代はブラウザゲームが発売されたけど、そうじゃないんだよなあ)。提督の決断の続編はなし。Winning Postは10年も微修正しながら7を延々再発売すると言うクソ汚い売り方をした挙げ句、8では劣化。でもメーカー的には今後また10年かけて再発売を繰り返してファンから搾取するつもりなので、そんな批判は屁でもないという。

アトラスには、コーエーテクモと同じ路線にだけは走らないことを期待したい。