インキュベ日記

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『世界樹と不思議のダンジョン2』

世界樹と不思議のダンジョン2

世界樹と不思議のダンジョン2

世界樹の迷宮シリーズと不思議のダンジョンシリーズのコラボ作品。

世界樹の迷宮は「世界樹」を目指して冒険者たちが冒険を繰り広げるという正統派ダンジョンRPGである。キャラクターに個性がない(というかプレイヤー自身の職業の選び方や成長のさせ方で個性をつける)という点や難易度が高めである点なども含め、ウィザードリィの正当なる後継ゲームと言って良いように思う。一方、不思議のダンジョンシリーズは、1000回遊べるというキャッチコピーのとおり、ダンジョンに入るたびにフロアマップがランダム生成されるというゲームである。そして原則、自分がフロアを1マス動くたびに、仲間や敵も1マス動く。つまりシミュレーションゲーム的な「場所」すなわち物理的な立ち位置も重要になってくるゲームである。元々はトルネコシリーズとして多分30年ぐらい前(つまりわたしが子供の頃)に出たのだが、幾つかのシリーズを生みながら現在は風来のシレンシリーズが一番有名だろう。そしてその両者がどうコラボを組むのかということだが、ざっくり説明すると、世界観や成長システムは世界樹の迷宮シリーズ、ランダム生成フロアや戦闘システムは不思議のダンジョンシリーズということになる。

肝心の面白さだが……悪くはない。ないんだが、正直、オリジナルの世界樹の迷宮シリーズの方が面白い気がする。世界樹の迷宮シリーズというのは、ダンジョンが固定だが、固定だけに探索を繰り返して構造を覚えたり、ここにこういうものがあるよねというのを覚えて冒険に活用したり、あるいは単純にそれらをマップに記録していく作業だったりが面白いのだが、ダンジョンをランダム生成してしまうとその楽しみがなくなる。悪くはないんだけどね。