はじめに
まずは先日の記事を読んでもらいたい。
incubator.hatenablog.com
山口周が提唱する「ビジネス書マンダラ」とは、領域別・レベル別に整理された(主に)ビジネス分野の良書の一覧化である。
8つの領域、中心・基礎・応用の三段階のレベルに分かれており、若手のうちは中心を、ベテランになるにつれて基礎から応用へステップアップして読んでいくという使い方になっている。また中心や基礎は何回も(あるいは何十回も)読み返していくものであり、応用は全領域を制覇する必要はなく、自身の強みに合わせて一種類から数種類を選択して読み進めれば良い。
今後わたしがやりたいことは明白で、山口周『外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術』のビジネス書マンダラに触発され、わたしなりのビジネス書マンダラを作っていこうというものである。
マンダラの構成
上記の記事でも書いたが、山口周が提唱した領域を自分なりに修正してみた。修正点は以下。
修正前 | 修正後 | 修正理由 |
---|---|---|
組織 | HR | 組織だけでなく人事関連書籍も入れたい |
- | リスク・ERM・統計 | わたしの現在の仕事内容を踏まえて |
- | オペレーション・IT | わたしの現在の仕事内容を踏まえて |
意思決定 | (削除) | リーダーシップと統合で良い |
ゼネラルマネジメント | (削除) | リーダーシップと統合で良い |
その他(経済学/心理学/社会学等) | その他(経済学・心理学等) | 好み(例示3つは長い) |
レベル定義も自分なりに修正。レベル1に該当する中心は、山口周は「超基本の経営書」を充てているが、わたしは自分の社会人としてのマインドセットに大きく影響を及ぼした啓蒙書を入れておくことにした。そもそも「どう働きたいか」がないとキャリア形成などできないと思うし、これまで約2700冊の本を読んできた中で、自身のキャリアやマインドセットに大きな影響を及ぼした本も幾つかあるからである。さらにロジカルシンキングや資料作成・Excel活用といったコンサルタントとしてのコアスキル系の書籍も中心(というか領域別の知識を活用するための前提)に据えておく。
上記を踏まえると、わたしのビジネス書マンダラの「ガラ」は以下のようになる。けっこう良い感じでは?
今後
記憶を頼りにビジネス書マンダラを作っていくのはそう難しくない。ないのだが、それだと呆気なさすぎて(わたしが)つまらない。それに良書だと思っていたものが、改めて熟読したら「良いんだけど、もう読み返す必要はないかな」と満足してしまうようなものもあるだろう。しかしわたしは、わたしが今後も数十年かけて何十回と読み返すべき超良書をセレクションしたい。だから以前読んだ「記憶の中での良書」すなわちビジネス書マンダラの候補となる本は、改めて読み返し、やっぱり凄い本だということを再確認してからマンダラ登録することにしたい。
……気の長い話だって?
良いんです!(きっぱり)
なぜならブログというものは他ならぬわたしがイチバン楽しまなければならないからだ。わたしはブログを通した一連の活動に対して、自己実現も小遣い稼ぎも友達も信者も求めていない。あくまでも自分のインプットのデータベース化と、それを自身のスマホや会社PC・自宅PCといったデバイスを問わず簡単に検索できること、その両者を満たすツールがわたしにとっての「ブログ」なのである。15年以上かけて読んできた数千冊の本の記録、これ以上のライフログがあるだろうか? しかしこの作業を継続するのははっきり言ってそこそこ面倒くさい。だからわたしは、誰にも何も言われていないのに勝手に更新ルールを作って「ゲーム化」して更新しているのである。これもそのゲーム化のひとつである。
しかしながら、もしマンダラ登録されるまで待てないという事情のある方が仮にいらっしゃるようであれば、どんな本と出会いたいのか(領域やレベル等)を仰っていただければ、できるだけサポートしたい。
長くなった。次からはまた淡々と更新します。