堀越耕平『僕のヒーローアカデミア』1巻

僕のヒーローアカデミア 1 (ジャンプコミックス)

僕のヒーローアカデミア 1 (ジャンプコミックス)

先日、今年の漫画ランキングの予想みたいなブログがまとめサイトを見たときに、ブコメで「このランキング予想にはワールドトリガーと僕のヒーローアカデミアが入っていないから駄目」的なコメントが2件入っていたのが、本作を知った理由である。
そのあとググったら、わりと面白そうだったので、購入してみた次第。
設定はWikipediaの「あらすじ」をそのまま引用。

超常能力"個性"を持って生まれるのが当たり前の世界。個性を悪用する犯罪者敵(ヴィラン)を取り締まる存在・ヒーローは人々のあこがれの存在となっていた。少年緑谷出久も幼い頃からヒーローに憧れ、ヒーローになるために難関高校・雄英進学を目指していたが、先天的"無個性"であり合格は絶望的と周囲からバカにされ続けていた。高校受験を控えたある日、憧れのヒーロー、オールマイトと出会う。

要は「職業的ヒーロー」をモチーフとした漫画である。アメコミでは非常にポピュラーなモチーフではあるものの、最近の日本の漫画・アニメでは……どうだろう? 『ZETMAN』と『ワンパンマン』と『TIGER & BUNNY』ぐらいかな? ZETMANはピカレスクヒーローを描き、ワンパンマンはコメディタッチで努力と無縁の圧倒的なヒーローを描いている。またタイバニは(話も良かったけど、むしろ)作品内での企業タイアップで話題を集めた。一方、本作はもっと王道である。能力(個性)はないけど、強く熱い気持ちを持った主人公が、その資質をヒーローに認められ、努力によって体を鍛え上げ、個性を勝ち取り、仲間と競い合う……そんな漫画である。
2巻も楽しみ!