森薫『乙嫁語り』7巻

乙嫁語り 7巻 (ビームコミックス)

乙嫁語り 7巻 (ビームコミックス)

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19世紀後半の中央アジア・カスピ海周辺。北方の移牧民(半定住・半遊牧民)から定住民の村に嫁いできた20歳の花嫁・アミルと、12歳の少年花婿・カルルクの生活を中心に描いた物語……だと思っていたが、2巻の終わりで、いきなり主人公が(主人公の家に居候していた)イギリス人のスミスに変更。というか最初から作者はそのつもりだったのだろうが、実はスミスが主人公兼語り部で、スミスが旅を続ける中で出会った乙嫁について語るという構成の漫画であった。
良い感じの「どんでん返し」で、3巻以降もダレることなく物語が続いているのだが、7巻では第4の花嫁アニスが描かれる。これまでは中央アジアらしい濃い顔&肉感的な女性が多かったが、アニスは少年のような体つきで、画風もこざっぱりした感じに変えてきた。テクニシャンやのー。