石田スイ『東京喰種トーキョーグール:re』2巻

東京喰種―トーキョーグール―:re 2 (ヤングジャンプコミックス)

東京喰種―トーキョーグール―:re 2 (ヤングジャンプコミックス)

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東京喰種トーキョーグール:re 1 (ヤングジャンプコミックス) 東京喰種―トーキョーグール―:re 2 (ヤングジャンプコミックス)
今イチバン面白い漫画のひとつ。
というかトーカちゃん可愛い(30代男性の発言ではないが)。
いきなりのバッドエンドで無印が終わった時はどうしようかと思ったが、無事に『東京喰種トーキョーグール:re』として連載が再開され、だんだんre:のリズムも出てきた。
さて、2巻まで読んで感じた無印とre:の最も顕著な違いは、無印のラストから(物語の設定上)2年が経過し、人間側も喰種側も、それぞれの方法で人間を喰種化する技術を確立しつつあるという点である。人間と喰種の境界がますます曖昧になったと言えるだろう。人間と喰種の関係性がますます複雑になったとも言える。re:では、金木研(佐々木琲世)はワンアンドオンリーの異質な存在ではなく、喰種化した人間という本作でキーになる存在の「先達者」という位置づけになっている。
この設定を目の当たりにして今から胸が痛むのは、無印で金木研と並んで主役級の扱いと存在感であった亜門鋼太朗の今後である。2巻の最終ページの衝撃的な描写で明らかなように、亜門は今後、ほぼ確実に喰種となって登場するだろう。このあたりの展開の残酷さというか残虐さについては、もう今から身震いしかない。