インキュベ日記

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山本英夫『のぞき屋』

のぞき屋

のぞき屋

最新作『HIKARI-MAN』を連載中(というか続刊がぜんぜん出ないけど一体どうなってんだ?)の山本英夫の過去作品の電子書籍版がしばらく前から発売されていたのだが、どうも「ブロックノイズ出まくりで品質低すぎ」「それ以前に読めない」とAmazonの低評価が並んでいたので購入は控えていた。しかし最近、価格300円でポイント270円還元という実質30円セールが行われていたので、目ざとくチェックして全巻購入。

電子書籍版は(絶版になった???)小学館ではなく株式会社ディケイドというところが販売しているようなのと、品質問題が発生している作品ということなので、一旦このブログでは別作品として取り扱う。

さて、気になる品質だが、これは他のレビュアーのコメントでもチェック済だが、「読めない」とか「ブロックノイズ出まくり」という状態は既に修正されている模様。ただ、何と言うんだろう、確かにスッキリとはせず、どうも「画質が粗いなあ」ともやもやするのも事実。完全な素人の意見なので違ったらゴメンナサイなのだが、どうも生原稿を電子書籍用にきっちりスキャンしたというよりは、過去のコピーデータを使い回したような印象なんだよねえ。トーンが潰れているし、ところどころ「見切れ」が発生しているんだよなあ。見切れなんて、生原稿をきっちり電子書籍用にスキャニングしたら、見切れなんて発生しないように思うんだが。

まあ昔の漫画だし、生原稿のスキャニングということ自体が現実的ではなく、過去の電子データを使った方がまだマシということなのかもしれない。

あと、そもそも山本英夫の漫画にそこまで画質を求めるべきかという根源的な話もありますわな。少々画像が粗くとも、山本英夫の漫画の魅力は減じないとわたしは思う。

結論。興味がある方は買って損はないと思う。紙媒体の頃から傑作なのは十分に知られてきた作品である。