インキュベ日記

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ジョージ朝倉『ダンス・ダンス・ダンスール』4巻

ダンス・ダンス・ダンスール(4) (ビッグコミックス)

ダンス・ダンス・ダンスール(4) (ビッグコミックス)

幼い頃に男性プロのバレエを見て衝撃を受けるものの、アクションの振り付けなどをやっていた亡き父の思いを汲んで「男らしく」ジークンドーをやっていた男子中学生が主人公。しかし色々あって気持ちをどうにも抑え切れなくなり、ついにバレエを学び始める……というプロローグ。

もうね、はっきり言う。

これはジョージ朝倉の代表作だね。

『カラオケ・バカ一代』『水蜜桃の夜』『ハッピーエンド』『バラが咲いた』『恋文日和』『ハートを打ちのめせ!』『少年少女ロマンス』『平凡ポンチ』と、ほとんどすり切れるように耽溺したが、『ピース オブ ケイク』と『テケテケ★ランデヴー』は完成度は高いものの耽溺というほどには至らず、一般に代表作と目されているであろう『溺れるナイフ』は(もちろん傑作だとは思うものの)個人的には少し長過ぎた。そんなこんなで、これ。

最高。もう4巻なんだけど、全くダレてない。

なお、スピリッツに連載されているようで、ちょっと男性誌を意識しているきらいがある。しかし、ところどころで感情が溢れ出すような、いや感情が花となって世界に溢れ出すような、少女漫画の技法……これがとにかくダンスに合っている。