インキュベ日記

書評2700冊・漫画評4000冊・DVD評400枚の「質より量」な記録サイト(稀に質も重視)

いがらしみきお『ぼのぼの』42巻

ぼのぼの(42) (バンブーコミックス 4コマセレクション)

ぼのぼの(42) (バンブーコミックス 4コマセレクション)

森に住む動物たちを描いた奇才・いがらしみきおの四コマ漫画。Wikipedia曰く「不条理ギャグと哲学とほのぼのが融合した、独特の作風」とのことだが、言い得て妙である。タイトルであり主人公(ラッコ)の名前でもある「ぼのぼの」は当然「ほのぼの」から来ているが、単なる「ほのぼの」だけでない深みがある。

42巻も相変わらずの面白さで、例えば42巻ではシマリスのお姉ちゃんの赤ちゃんが出て来る。ぼのぼのたちはシンプルなので、何かが生まれたら、生まれた意味や、生まれたことの影響を考えてしまう。しかし難しい言葉ではない。ゆっくりと静かに、内面に潜り込むような思考である。何とも言えない作品だ。