篠原健太『彼方のアストラ』1〜4巻

惑星間航行が可能になった近未来(西暦2063年)、ケアード高校の9人の生徒たちは惑星マクパで5日間の惑星キャンプをすることになる。しかしキャンプ地に着き、引率の教師と別れた後、生徒たちは突然現れた奇妙な球体に全員飲み込まれ、キャンプ地から5千光年も離れた宇宙の彼方にワープさせられてしまう。救助は絶望的な状況だが、生徒たちはひとまず近くにあった古い宇宙船に乗り込み、お互いの力を合わせてサバイバルしていくことを決意する……というプロローグ。

良い意味で少年ジャンプらしくない、「キャラクター」ありきや「エピソード」ありきではなく、「世界観や設定」ありきのSFである。

なお4巻のラストは強烈な引きで終わっており、続きが気になって眠れない。