とり・みき『DAI-HONYA』『THE LAST BOOKMAN』

DAI-HONYA ダイホンヤ (早川書房)

DAI-HONYA ダイホンヤ (早川書房)

THE LAST BOOKMAN ラスト・ブックマン (早川書房)

THE LAST BOOKMAN ラスト・ブックマン (早川書房)

コンピュータの発達や森林資源不足により、活字文化が衰退しつつある近未来、書店を守る書店法が成立する。一方、街の本屋さんなどというものはなくなって巨大資本による書店の超大型化が促進(このあたり現実がフィクションの後を追っている感じがする)。巨大資本への忌避や活字文化の衰退から、本そのものに嫌悪感を覚える人も増え、紙の本を読むなどという趣味はすっかりアングラ化し、書店でのテロも横行……そんな近未来が舞台なんだが、それより何よりとり・みきの場合はガチのSFファンじゃないと出典のわからないようなマニアックなギャグが頻繁に出てきており、わたし程度では正直よく理解できない。

Kindle化されていたので久々に読んでみたが、やっぱり難しいなー。