- 作者: KAITO
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2017/04/04
- メディア: Kindle版
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この地味な女子は、主人公に友人への恋について相談し、行きがかり上、主人公には友人との仲を取り持つ……とまでは行かないが、上手く行くように多少フォローするようになる。そしてその作戦会議のために一緒に行動する主人公と地味女子を見て、友人は「二人はお似合いだね」と言い出し、さらに地味女子を焚き付ける主人公に不快感を抱く地味女子の友人(第4の登場人物)も登場して……とまあ、そんな感じ。
以下ネタバレ。気をつけてください。
上だけ読むとけっこう直球の青春恋愛漫画なんだが、一筋縄で行かないという感じもある。というのも、どうも主人公の友人と、地味女子の友人が、それぞれ、主人公と地味女子のことが恋愛対象として好きなんじゃないかなという示唆がある。そう匂わせていると感じただけなので違うかもしれないが、もしこの想像が正しいとすると、異性愛者2人と同性愛者2人による四角関係ということになるのだろうか。
世に溢れるBLなら簡単に男同士が引っ付くわけだけど、恋愛対象の性別ってそう簡単には変わらんと思うのよ。そうなると、何となくこの友人組は、最後は主人公と地味女子が引っ付くための「お膳立ての道具」にならざるを得ないのではないかという、危惧というか何というか。
2巻以降を読みたいという気持ちと、この想像が当たっているならあえて読む価値もないかなというのと。さて、どうしようかね。