インキュベ日記

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ハナムラ+石井和義『どるから』1〜2巻

どるから (1) (バンブーコミックス)

どるから (1) (バンブーコミックス)

どるから (2) (バンブーコミックス)

どるから (2) (バンブーコミックス)

石井和義という名前にピンと来る人は少ないかもしれないが、彼の愛称「石井館長」は、30代半ば以上の男性には絶大なる知名度があるのではないだろうか。格闘技イベント「K-1」のプロデューサーであり、格闘技ブームの立役者である。といっても格闘技ブーム真っ只中の2002年末に脱税で捕まり、収監。近年は格闘技ブームも終焉したことや、石井館長自身が裏方として活動することを選択したことから、テレビ等での露出は減っていく。ただ引退状態というわけではなく、正道会館では「宗師」というトップ役職にあるし、各種メディア等での活動もあるようだ。

……という中での本作である。

本作は、脱税による収監直後、石井館長が車に轢かれて死んでしまうのだが、同時期に自殺した女子高生の体に乗り移る。そして心は石井館長、体は女子高生というコナン状態(違う)の主人公が、自分の女子高生の空手道場を再建しようとする、という設定である。

攻めてんなぁー。

どこまでも自分をネタにするというか、自虐というか。

軽いお色気もありーの(けど石井館長が乗り移っているのでオヤジギャグっぽいテイスト)、道場経営のうんちくもありーの、格闘技のうんちくもありーので、けっこう、いやかなり面白い。