ナナシ『イジらないで、長瀞さん』2巻

『からかい上手の高木さん』の確信犯的二番煎じ作品というか、オマージュ作品というか。ただし高木さんよりは「ちょっかい」の程度がかなり厳しく、文字通り「からかい」ではなく「イジり」になっている。時には「イジメ」と言って良いほどに。

高木さんは、老若男女問わず楽しめる作品だが、こっちは中学生ではなく高校生であり、その分お色気要素は強い。しかし特殊な性癖を持ったマゾ男じゃないとドキドキしないかもなあ。また、主人公も主人公で、高校生にもなって後輩にちょっかい出されてシクシク泣いちゃうような感じなので、何の感情移入もできない。

それでも、2巻で2人の関係性に変化があるかなと思って買ってみたのだが、3巻はどうしようかな。