インキュベ日記

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『チーム・バチスタ4 螺鈿迷宮』

チーム・バチスタ4 螺鈿迷宮 Blu-ray BOX

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善意の塊のような田口と、人を苛つかせて本心を引き出す白鳥という対象的な2人がコンビを組む医療ミステリ。タイトルは「螺旋(らせん)」ではなく「螺鈿(らでん)」である。らでんとは貝殻の内側のキラキラしたところを使った装飾品のことを指すようだ。光の具合によって様々な色を見せてくれるという意味では、かなり綺麗である。

しかしタイトルに迷宮とあるとおり、作品自体は一筋縄では行かない。今回のテーマは終末期医療である。白鳥の元に「助けて。碧翠院は一度入ったら出られない病院です」という手紙が来て、白鳥は(医師免許は持っているものの本来医者ではなく厚労省の役人なのだが)皮膚科の医師を装って碧翠院という地方の病院へ潜入調査を試みる。一方、田口は田口で、東城医大病院が財政難のため、左遷されて碧翠院に飛ばされてしまう。その結果、白鳥・田口のコンビがまたぞろ復活し、碧翠院における終末期医療で一体何が行われているのか(あるいは行われていないのか)を調査する……と、そんな感じのアウトラインである。

終末期医療というのはなかなか重いテーマだ。

色々と考えさせる。

そんな中でも、田口・白鳥の2人のやり取りは魅力的で、非常に良い。