インキュベ日記

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『南極料理人』

南極料理人 [Blu-ray]

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南極と言えば昭和基地が有名だが、昭和基地よりもっともっと内陸で、高地にあるのがドームふじ基地である。昭和基地から約1,000km内陸に離れており、かつ約3,800メートルの標高にあるため、何と平均気温は-50度を下回る。-79.7度を記録したこともある、南極でも最も寒い場所のひとつである。

本作は、そんなドームふじ基地に第38次越冬隊の調理担当として赴任した、海上保安官出身の西村淳のエッセイ『面白南極料理人』を原作として作成されている。あまりにも寒くてペンギンもアザラシもいない。それどころかウィルスすら死滅するので風邪も引かない。そんな極限地域に、中年男が8人で何百日も生活を共にする。もちろんプライバシーはゼロなのだが、そんな中で数少ない娯楽であり、生きる糧でもある料理を、主人公は提供する……とまあ、そんな感じのヒューマンコメディ。

全体的に地味な映画なのだが、わたしはけっこう面白いと思った。