インキュベ日記

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『Re:ゼロから始める異世界生活』

最近よくある、いわゆる「なろう系」と呼ばれる異世界転生ファンタジー。

よくあるというのは、これらの「なろう系」と呼ばれるジャンルが共通点のようなものを持っているからである。

  • まず、前世の記憶を持ってファンタジー世界に転生する。
  • 次に、ごくあっさりとその世界に順応する。
  • そして、多くの場合、主人公は転生したときに何らかのチート能力を持っており、その能力を使って大活躍する(今風に言うと「無双する」)。

細かいこたぁどうでも良いんだよ、主人公が異世界で無双するのが見たい、というのが「なろう系」の根本発想となる。

本作の場合も、主人公が前世の記憶を持って意味不明のまま転生し、普通ならあらゆる手段を用いて戻ろうとするわけだが、ごくあっさりと異世界を受け入れる。そして主人公には「死に戻り」というチート能力がついている。これはいわゆるセーブポイントのようなもので、死んでもある程度の場所から生き返ってしまうのである。ただしどこから始まるかを選ぶことはできないし、主人公にとっての「山場」のようなものを超えると、また次のセーブポイントに移る。れだけ聞くと無敵なのだが、l回数制限があるのかとか、死に戻りを活用することによる長期的なデメリット(例えば寿命が縮んでいるとか)がよくわからないので、あまり好き勝手に使うのは怖い。怖いんだけど、チート能力であることは事実であり、(ある程度体は鍛えているものの)特別な能力を持たない主人公であっても、死んだ後、どこで失敗したかを考えて、何度か再チャレンジして、苦境を乗り越える……とまあ、こういう筋書きになる。

正直、あまりにも「なろう系」のテンプレート過ぎてあまり興味はなかったのだが、いざ観てみると面白く、一気に最後まで見てしまった。