済東鉄腸『千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の小説家になった話』

千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の小説家になった話作者:済東鉄腸左右社*Amazonタイトルが「なろう系」のそれだな。タイトルで概ね表現されているので、まあタイトルを読んでくださいという話になる…

大武政夫『J⇔M ジェイエム』1巻

J⇔M ジェイエム 1 (HARTA COMIX)作者:大武 政夫KADOKAWAAmazon凄腕の殺し屋と、教育ママに厳しく育てられてきた小学生女子が、頭をごっつんこして入れ替わるコメディ。面白いのは、小学生女子が、教育ママの厳しい子育てにトコトン嫌気が差しており、元に戻…

伊藤一角『8月31日のロングサマー』2巻

8月31日のロングサマー(2) (モーニングコミックス)作者:伊藤一角講談社Amazon8月31日をループし続ける世界線で「ループ前の記憶」持っている高校生男女が、恋を育んでいくコメディ作品、ということなのかな。純粋さとシュールさがあり、女の子が可愛く…

山口つばさ『ブルーピリオド』15巻

ブルーピリオド(15) (アフタヌーンコミックス)作者:山口つばさ講談社Amazon過去のトラウマと芸術という昔からあるテーマだが、なんか物凄くグッと来たな。相変わらず面白い。早くも16巻が読みたい。

上月亮+津覇圭一+草下シンヤ+神里純平『ゴールデンドロップ』1〜2巻

ゴールデンドロップ(1) (ヤングマガジンコミックス)作者:津覇圭一,上月亮,草下シンヤ,神里純平講談社Amazonゴールデンドロップ(2) (ヤングマガジンコミックス)作者:津覇圭一,上月亮,草下シンヤ,神里純平講談社Amazon色々あって死のうとしていた人たち…

平井大橋『ダイヤモンドの功罪』3〜4巻

ダイヤモンドの功罪 3 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)作者:平井大橋集英社Amazon細かくは1〜2巻の感想を見てもらえれば。incubator.hatenablog.com非常に歪で、気持ち悪い、だからこそ傑作の匂いがする野球漫画だ。3巻も、4巻も、相変わらず主人公も周囲…

呉智英『バカに唾をかけろ』

バカに唾をかけろ(小学館新書)作者:呉智英小学館Amazonいつもの呉智英という感じで、面白いのだが、ひとつずつの文章量が短く、若干物足りない。もう少しだけで良いから長めの文章で、しっかりと世の中を論じてほしい。

井上真偽『聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた』

聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた (講談社文庫)作者:井上真偽講談社Amazon『その可能性はすでに考えた』の続編。「仮説の否定」という前作の設定は後ろに下がり、キャラが優先。まあ面白いけど。

井上真偽『その可能性はすでに考えた』

その可能性はすでに考えた (講談社文庫)作者:井上真偽講談社Amazon同じ作者の『ぎんなみ商店街の事件簿』が面白かったので買ってみたが、こちらも面白い。というか尖っている。本作の主人公はフーリンという金貸しの長身中国人美女で、探偵役は上苙丞(うえ…

井上真偽『ぎんなみ商店街の事件簿 〜Sister編〜』

ぎんなみ商店街の事件簿 ~Sister編~作者:井上真偽小学館Amazon話題になっているというので前情報ゼロで購入&読了。前日Brother編を読み、今日Sister編を読んだところである。ぎんなみ商店街の事件簿 ~Brother編~作者:井上真偽小学館Amazon…

井上真偽『ぎんなみ商店街の事件簿 〜Brother編〜』

ぎんなみ商店街の事件簿 ~Brother編~作者:井上真偽小学館Amazon話題になっているというので前情報ゼロで購入&読了。Brother編とSister編でセットで読めという話らしいので、感想は明日。

感想を書けていない漫画を100冊まとめて 第27弾

summary よしながふみ『環と周』 大武政夫『東京発 異世界行き』『異世界発 東京行き』 オジロマコト『君は放課後インソムニア』14巻 松本大洋『東京ヒゴロ』3巻 つるまいかだ『メダリスト』9巻 その他……感想割愛! summary新しく手に取った漫画34冊、以前に…

mii.m『オフ会したらとんでもないやつが来た話』4巻

オフ会したらとんでもないやつが来た話(4) (少年マガジンエッジコミックス)作者:mii.m講談社Amazonタイトルや表紙でわかるように、ごくフツーの隠れオタクである女主人公がオフ会をした結果やくざ者が来てしまい、当然ながら最初はめちゃくちゃ戸惑…

広江礼威『ブラック・ラグーン』12〜13巻

ブラック・ラグーン(12) (サンデーGXコミックス)作者:広江礼威小学館Amazonブラック・ラグーン(13) (サンデーGXコミックス)作者:広江礼威小学館Amazonなんかまた面白くなってきたな!"五本指(レ・サンク・ドワ)編が終わり、ルマジュールちゃんが加…

『トップポイント』2024年1月号

雑誌の紹介 掲載された本の一覧 本のピックアップ 雑誌の紹介毎月10冊の要約(新刊8冊・ロングセラー2冊)と6冊のプチ要約が載っている、ビジネス書の要約雑誌……と毎度機械的に書いているけれど、今月は8冊だな。今月だけなのか、変わったのかはよくわからな…

『トップポイント』2023年12月号

雑誌の紹介 掲載された本の一覧 本のピックアップ 雑誌の紹介毎月10冊の要約(新刊8冊・ロングセラー2冊)と6冊のプチ要約が載っている、ビジネス書の要約雑誌。www.toppoint.jp掲載された本の一覧今月の10冊は以下: インド―グローバル・サウスの超大国 (中…

星崎真紀『魔法のリノベ』6巻

魔法のリノベ : 6 (ジュールコミックス)作者:星崎真紀双葉社Amazonわたしは元々「お仕事漫画」が大好物なのだが、それを差し引いても本作は面白いと思う。身近だけど人生で最も大きな買い物のひとつ、それがリノベを含む住宅関連であろう。悪徳業者も結構い…

泰三子『だんドーン』1巻

だんドーン(1) (モーニングコミックス)作者:泰三子講談社Amazonおカタいイメージのある警察組織・警察官たちの「あるある」をコミカルに描いて大ブレイクした前作と、似てるっちゃ似てるアプローチなのかな。幕末モノをコミカルに描くという意味では面白…

毛塚了一郎『音盤紀行』2巻

音盤紀行 2 (青騎士コミックス)作者:毛塚 了一郎KADOKAWAAmazonレコードをモチーフとしたオムニバス形式の作品。個人的にはド・ストライクなのだが、これは世代を選びそうだなぁ。音楽をCDやレコードで買ったことのない世代には、ピンと来ない話かもしれな…

桑原太矩『空挺ドラゴンズ』16巻

空挺ドラゴンズ(16) (アフタヌーンコミックス)作者:桑原太矩講談社Amazonこれまで龍は、捕って、美味しく食べる存在だったのだが、15巻から16巻にかけて、この手の怪物の危険性にスポットライトが当たっている。15巻でギブスが腕ちぎられたのにとどまら…

幾花にいろ『イマジナリー』2巻

イマジナリー 2 (楽園コミックス)作者:幾花にいろ白泉社Amazon大学生の何ということのない生活を描いた日常漫画ということになるかな。この手の「何ということのない生活を描いた日常漫画」って4コマ系やその亜種は当然のこと、何故か超絶画力でエロもやる絵…

インキュベ日記ベストセレクション2023

“極私的” 年間ベスト 未来を予測するということ 鈴木貴博『日本経済 復活の書 2040年、世界一になる未来を予言する』 鈴木貴博『シンギュラリティの経済学 第二版』 成毛眞『2040年の未来予測』 中村尚樹『最先端の研究者に聞く 日本一わかりやすい2050の未…

PwCコンサルティング合同会社『デジタルチャンピオン 変化適応と新価値創造のための思考とその戦略』

デジタルチャンピオン―変化適応と新価値創造のための思考とその戦略作者:PwCコンサルティング合同会社,PwCあらた有限責任監査法人東洋経済新報社AmazonPwCは、世界が直面する喫緊の課題を「ADAPT」として警鐘を鳴らしてきたそうだ。 Asymmetry(貧富の…

所千晴『資源循環論から考えるSDGs』

資源循環論から考えるSDGs作者:所千晴エネルギーフォーラムAmazon資源循環工学の研究者という立場からSDGsを論じた本。語り口は易しいが、内容はけっこう細かい。個人的には「そんなことまでSDGsというか脱炭素なのか」という話が多く、参考にはなった。…

鈴木貴博『シンギュラリティの経済学 第二版』

シンギュラリティの経済学 第二版 (百年出版)作者:鈴木貴博Amazon以前読んだ『シンギュラリティの経済学』の第二版。これ読んだの2016年か……時の流れは早い。incubator.hatenablog.com詳細は2016年で書いた上の感想を読んでいただくとして、ロボットに給与を…

竹内謙札『SDGsアイデア大全 「利益を増やす」と「社会を良くする」を両立させる』

SDGsアイデア大全 ~「利益を増やす」と「社会を良くする」を両立させる~作者:竹内 謙礼技術評論社Amazon長く使えるものは価値が高いだの、ゴミが出ない簡易包装は価値が高いだのといった、SDGs的な価値観とそれを体現した商品・サービスを紹介した本。かな…

倉下忠憲『ロギング仕事術 課題に気づく、タスクが片づく、成果が上がる』

ロギング仕事術 課題に気づく、タスクが片づく、成果が上がる (大和出版)作者:倉下 忠憲PHP研究所Amazon片っ端から何でもログを取って(ロギング)仕事をしましょうという本。悪くはないし、関心のある領域なんだけど、あまり響かなかった。もう少し丁寧に読…

鈴木貴博『日本経済 復活の書 2040年、世界一になる未来を予言する』

日本経済 復活の書 2040年、世界一になる未来を予言する (PHPビジネス新書)作者:鈴木 貴博PHP研究所Amazon元ボスコンの経営コンサルタントで、独立後は経営コンサルタントの肩書に加え、未来予測とイノベーション戦略の専門家、経済評論家、フューチャリスト…

川口伸明『2060 未来創造の白地図 人類史上最高にエキサイティングな冒険が始まる』

2060 未来創造の白地図 ~人類史上最高にエキサイティングな冒険が始まる作者:川口 伸明技術評論社Amazon最近この手の未来予測本をよく読んでいるが、2040年も2045年も2050年も2060年も「全部未来!」って感じで同じだなぁ……という感想の本が多いというのは気…

田中志『仕事がデキる人のたたき台のキホン』

仕事がデキる人のたたき台のキホン作者:田中 志アルクAmazonこれはなかなか面白いな。上司と部下の対話形式を通じて、たたき台とは具体的にどんなものを指し、どんな目的で、どんな水準で、どの程度の期間で作ってきて、どう活用していけば良いのかというこ…