立花隆『サイエンス・ミレニアム』

「宇宙の謎を解く素粒子ニュートリノの正体」「性転換最前線を行く」「鯨衛星――宇宙開発に生き残る日本の戦略」「地球史46億年を解読する」「遺伝子でさぐる脳形成の謎」「脳を侵す環境ホルモン」の6つの対談から成る対談集。対談フェチとしては買っとかなきゃということで購入したが、思った以上につまんねえぞ、と。ガッカリ。かなり適当に読み飛ばした。

ただ「鯨衛星」の話はわりと面白かったかな。学生が衛星の有効利用のアイデアや衛星のデザインを考え、それが衛星として実際に飛ばされるらしい。鯨にピン(銛のようなもの)を打ち込んで鯨に海洋を観測させたりと、なかなか面白い視点の取り組みを幾つもやってるみたいです。こういった既存の枠にとらわれない取り組みは、もっともっと世間が注目して盛り上げるべきだと思う。