『AERA Mook 日本語文章がわかる。』

アエラムックとは、様々な人が様々な視点から噛み砕いていく(主に)学術系分野の入門書である。俺は興味深いテーマが出たら雑誌感覚で買うようにしているが、毎回「中途半端やなぁ……」と思わざるを得ない。本書を1冊という大きな枠組みで捉えた場合、非常に冗長な感が否めず、そして1つ1つのテーマは掘り下げが圧倒的に足らないのだ。「雑誌感覚」という意味は、良くも悪くもここにある。いつも期待はしていないのだが、今回もその期待を裏切ることなく、俺にはピンと来なかった。今回も読み飛ばしモード全開。

ただ、アエラムックは毎回テーマごとの入門書を分野別に50冊ほど挙げてくれる。もう少し詳しく調べてみようと思う人には、これがなかなか役に立つ。